東慶寺「お月見の会」

北鎌倉の秋を満喫する風物詩として親しまれる東慶寺「お月見の会」ですが、
今年は10月の十五夜に開催されました。
朝から快晴に恵まれて、暑くも寒くもなく、絶好のお出掛け日和となりました。

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18時の開演に先立って、呈茶・点心・香席が振る舞われました。
今年の点心は大奥様の手づくりで、寺庭で採集された栗や銀杏をはじめ季節の恵みをふんだんに
採り入れた、お手間入りの絶品でした。

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香雅堂は、昨年に引き続き、銘香をお聞かせする鑑賞香席を開筵しました。
何れも、志野流香道先代御家元付銘の伽羅から選ばせて戴きました。

峯の時雨(昭和56年、苦甘辛)
千代の峰(昭和55年、甘苦鹹)
菊 渓川(昭和43年、甘苦辛)

立ち始めから火末まで、時間の許す限り香炉をお回しして、堪能して戴きましたが、
聞香が初めてというお客様もおられましたので、次の機会には、また違った趣向を用意しようかと
検討しています。

18時になり、ご住職の読経を以って篠笛・筝曲の演奏が開演されました。
個人的に楽しみにしていたのは、尾崎左永子さんとの再会でした。
演目の筝組歌「玉蔓」に因んで、源氏物語の解説をなさると伺っていましたので。

約一年ぶりにお目に掛かった尾崎さんは、期待した以上にお元気でした。
そしてお会いするなり、『去年に話した新しい本を持ってきたから、後でお渡しするからね。』と、
嬉しいお言葉。
(尾崎さんの近著につきましては、後日、紹介させて戴きます。)

銘香の移り香を感じながら尾崎さんの軽妙な講話に心身を傾け、篠笛・筝曲を聴きつつ美しい満月を
愛でるという、素敵な夜を過ごさせて戴きました。

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(麻布 香雅堂 主人)